交通事故治療 「物損事故と人身事故」

交通事故に遭ったとき、「とりあえず様子見で…」と我慢してしまう方が少なくありません。でも実務的には、事故後の対応で“補償の受けやすさ”や“治療の進めやすさ”が大きく変わります。今回は、有田町・伊万里市・武雄市・波佐見町・佐世保市(早岐・三川内町)あたりの方にも役立つように、自賠責(交通事故治療)でつまずきやすいポイントを分かりやすくまとめます。


物損事故と人身事故、何が違う?

 

まず大事なのが「物損」か「人身」かです。
事故の届出が物損事故のままだと、基本的に“車や物の損害”の話が中心になります。一方、自賠責保険は「人身(ケガ)」の補償が対象です。つまり、首・腰・肩などの痛みがあるのに物損扱いのままだと、手続きがスムーズに進まないことがあります。

交通事故は、痛みが翌日〜数日後に出てくることも珍しくありません。特に「むち打ち(頚椎捻挫)」や「腰椎捻挫」は、事故直後は興奮や緊張で症状を感じにくいことがあるため、後から強くなりがちです。
「軽いから大丈夫」と決めつけず、違和感があれば早めに整形外科で評価を受けるのが安全です。


過失割合:車とバイクで揉めやすい理由

事故の話でよく出るのが「過失割合」。これは事故態様によって“型(基本割合)”があり、そこに速度超過、合図、見通し、直前進入などの事情で修正が加わります。

一般論としては、車は車体が大きく死角も多い分、二輪に対して安全確認義務が強く評価されやすい場面があります。そのため、同じような事故でも車側の過失が大きく出ることがある一方、バイク側に速度超過・すり抜け・追越しなどがあるとバイク側の過失が増えることもあります。
ここは「自分が悪い/相手が悪い」という感情論になりやすいので、第三者的に事故状況を整理し、淡々と記録を残すことが大切です。


事故後にやるべきこと(シンプル版)

  1. まず安全確保と警察へ連絡

  2. 事故状況の記録(可能なら写真、相手情報、現場の状況)

  3. 違和感があれば早めに受診

  4. 保険会社へ連絡(相手側・自分側どちらも)

ポイントは「記録」と「早期受診」。後から症状が出るケースでも、早めに評価しておけば治療方針も立てやすく、患者さん自身の不安も減ります。


警察に電話するときの話し方テンプレ

「どこに電話したらいい?」と迷ったら、基本は事故現場を管轄する警察署の交通課(事故係)です。例えば有田周辺なら伊万里署管内、波佐見なら川棚署管内のことが多く、佐世保(早岐・三川内町)なら早岐署や佐世保署が関係することがあります。

電話で話す内容は、以下を押さえるとスムーズです。

  • 事故の日時・場所(〇月〇日〇時、〇〇交差点など)

  • 当事者の氏名、車両ナンバー

  • 受理番号(事故番号)の確認

  • 物損で届出済みか/人身の可能性があるか

  • 受診した場合:診断書が必要か、提出先と流れ

  • 交通事故証明書の取得方法(後日必要になることが多い)

特に「最初は物損だったけど、あとから痛みが出た」という場合は、人身扱いへの切替相談を早めに行うと、その後の手続きが整いやすくなります。


交通事故治療は「早めに整形外科へ」

交通事故は、見た目が軽くても体の中ではダメージが残っていることがあります。痛みを我慢して生活していると、回復に時間がかかったり、仕事や家事に影響が出たりします。
有田町、伊万里市、武雄市、波佐見町、佐世保市(早岐・三川内町)周辺で事故後の痛みや違和感がある方は、早めに整形外科に相談してください。検査と診察で状態を整理し、必要なリハビリや治療計画を立てていくことが、回復への近道です。

※本コラムは一般的な情報です。事故状況・保険契約・症状によって対応は変わります。具体的な手続きは保険会社や管轄警察署へ確認してください。

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